中村文昭さんからのメッセージ

2011年03月16日




東北地方で起きた大地震。

僕の友人も数十名連絡の付かない方がいて、心配する日々を送っています。


3月4日には、僕は福島県の小野高校という所に講演会でお邪魔しました。

まさに今回爆発が起こった原子力発電所のすぐ近くです。

あの笑顔で見送ってくれた彼らはどうしているのでしょう。


3月27日に仙台で兄弟講演の予定がありましたし、

その後3月29日には何度も報道で流れていました岩手県の宮古市に

みなさんに元気をばら巻きに行く予定でした。


テレビで流れる報道を見て本当に心が痛くなりました。

きっと現地はテレビで見るより悲惨な状況だと思います。

僕は普段は講演を通じて元気を与える側ですが、

今被災地の皆さんが一番つらいときに

がんばって欲しい、耐えて欲しいと祈ることしかできない自分が本当に悔しいです。





今回の地震が起こり、直接の被害を受けなかった僕達に何が出来るかを考えました。

現地に駆けつけて、動けることをやろうというのも考えましたが、

現在の状況ではたしてそれが被災地にとって一番いいことなのか…

かえって足手まといになると僕は思います。

耕せにっぽんでも、昨年収穫した米や加工したレトルトパックのカボチャスープなど

約3000食分を自衛隊、および行政の方に被災地へ届けていただけるよう

働きかけているところです。

しかし、輸送手段などが今のところ明確でないとのことで努力中です。


今できること。




今回の地震の影響で、東北方面の講演会は当たり前ですが中止になりました。

関東方面でも直接の被害が出ているわけではないですが、

自粛(中止)という方向で話は進んでいます。

関西九州方面は被害というものはありませんが、

こんなときに講演会を行っていいものか、と主催者様とも何度も話しをしました。

しかし、今僕のできることを最大限でやろうと思います。

3月中、僕は現地に駆けつけることよりも、被害のない地域の方と

被災地を支える元気の火種になる、ということと

義援金を集めることに集中します。


3月中旬からの関西、九州方面での講演会はあえて開催することにしました。

そこでいただいた講演料は全て義援金に当てようと思います。

講演会場でも皆さんに呼びかけて義援金を集めたいと思います。

また、これを読んでいただいたご縁ある皆様からの義援金も募集します。

集まった義援金はまとめて被害の大きかった被災地に振り分け送金します。

金額や送金先は、後日このブログでご紹介させていただきます。

心ある皆様どうかご協力をお願いします。


義援金口座

百五銀行 伊勢御薗支店 普通預金 313587 ナカムラフミアキ

※募集期間

3月14日~3月31日 

3月末までに集まった義援金を4月頭に1度現地へ届けます。


4月以降はそのときの状況を判断し、またみなさんにお知らせします。




今、日本が危機に陥っています。

こんなときだからこそ助け合いに全力を注ぎましょう。



※今後の二次災害について

福島県の原子力発電所の爆発で、放射能漏れや電力不足、

水、食料、ガソリンなどの不足により、関東圏の二次災害で

パニック現象が起こらないとも限りません。

静岡より西の地域にお住まいの皆様。

今後、関東方面から人々が非難してくることも十分考えられます。

もしお部屋が空いているようであれば、知り合いではなくとも受け入れる

という心づもりだけでもお願いできればと思います。



僕が阪神淡路大震災のときに思ったこと。

こういったとき、被災地ではないところの人の“やってあげたいこと”と、

被災地の人の“やってもらいたいこと”にはズレが生じてしまいます。

何が一番、現在被災している人々の役に立つことなのか考えてください。

僕もいろんなところから情報を集め、何が一番いいか検討しています。



被災地の皆さん、祈っています。

被災地ではない皆さん、日本中で一致団結して支えるご協力をお願いします。

                                        中村文昭



中村文昭-旅日記-
http://fumiaki.exblog.jp/16053818/  

Posted by 親方 at 08:58Comments(0)